競馬新聞の完全ガイド!各項目の見方・読み方・各新聞の異なる要素など全て網羅していきます!

競馬新聞 アイキャッチ画像

現在もまだまだ普及が強まっている『競馬新聞』

利用者の皆さまは、毎週の”勝ち”に向けて人知れずの思いで競馬新聞を読み込んでいることでしょう。

ただ・・・!

正しい読み方や見方、新聞ごとの特徴を知らずしては、その実力も十分には活かせないというもの。

そこで本記事では、競馬新聞を使ううえで必要な事項をまとめて解説・ご紹介していきます!!

競馬新聞独特の気難しい内容を要約した記事となっておりますので、ぜひ最後までご覧ください。

この記事で分かること

  • 新聞によって異なる要素
  • 見方・読み方の完全ガイド
  • 競馬新聞を買うべき日について
  • 無料で使えるおすすめの一紙をご紹介

監修者
競馬評論家・競馬ライター及川正治(48歳)

サラリーマンをしながら、競馬評論家として多方面で現在も活躍中。競馬予想サイトの検証・評価、競馬場の分析、競馬関連のコラムの執筆まで幅広く行う。及川の助力を経てプロになった馬券師も数多く存在している。

また、本記事とは別に全31種から厳選したおすすめの競馬新聞をまとめた記事もございますので、てっとり早く使える一紙を求めている方は併せてご覧ください。

⇒全31種から選んだおすすめの競馬新聞

競馬新聞とは?新聞によって異なる細かな違いを解説!

競馬新聞とは文字通り、競馬予想に関する情報が記載されている新聞のことを指します。

そして競馬新聞の面白い所といえば、各新聞ごとに特徴がそれぞれ異なる部分。

本項目では、その新聞ごとにある特徴の違いや、ジャンルで大きく見た時の細かな違いを3点解説していきます。

新聞ごとの違い

  • 種類の違い
  • 予想内容の違い
  • 購入方法の違い

では、まずは競馬新聞を見る段階で大きく3分される要素だと言われている【種類の違い】から見ていきましょう。

【種類の違い】専門紙とスポーツ紙とネット新聞

競馬新聞は大きく『専門紙』と『スポーツ紙』と『ネット新聞』に3分されています。

まずはそれぞれ、特徴と違いからご覧ください。

  特徴・メリット
専門紙 ・金額が500円前後
・開催される全レース情報が細かく記載されている
・紙質が良く、書き込みやすい
・情報量が多いため上級者におすすめ
スポーツ紙 ・金額が150円前後
・重賞やメインレースに特化した特集記事がメイン
・カラーページが多く読みやすい
・情報が限定されている且つ見栄えも良いため初心者向け
ネット新聞 ・基本的に無料で閲覧可能
・全レースの情報を見れるものがほとんど
・個人や会社での運営が多い
・リスクなしで情報が得られるので安定志向の方向け

3紙の基本的な違いは「価格」と「情報量」です。

一般的に競馬新聞として知られる専門紙とスポーツ紙は、前者が価格が高く情報量が多め。

後者は情報量に限りがあるものの、価格が低めという差別点があります。

また、第3勢力として近年注目されているのが情報量が多く価格も無料のネット新聞です。

ネット新聞はこれまでの競馬新聞の概念を覆すような存在で、特にネット社会に順応している若者などに好まれています。

ただ、ネット新聞は個人や会社単位の経営をしているのがほとんどで、トラックマンといったような実際の競馬関係者が提供する情報でない点は注意が必要です。

皆さんの競馬予想の軸になる競馬新聞においては情報元の信憑性はなにより大切なので、そういった点では専門紙とスポーツ紙の方がお金を払ってでも利用する価値を感じる方もいるかもしれません。

【予想内容の違い】中央・地方それぞれに特化した新聞もある

競馬新聞の中には、中央競馬・地方競馬それぞれに特化している新聞があります。

一般的に競馬新聞というと、中央競馬予想に使うイメージをお持ちの方が多いとは思いでしょう。

ですが、地方競馬予想のみの情報を公開しているなどの予想内容が限定されている新聞もあるので、購入する際は注意が必要です。

下記に、現在主要とされている中央特化・地方特化・どちらも閲覧可能な新聞をまとめましたのでチェックしてみてください。

中央特化 地方特化 どちらも閲覧可能
競馬エイト 競馬エース 競馬ブック
優馬 けいばキンキ 日刊競馬
研究ニュース 競馬カナザワ 勝馬
馬三郎 競駿ホープ サンスポ
競友 福ちゃん スポニチ
東京スポーツ 馬物語 吉馬
日刊スポーツ 通信社

有名どころやそうでないものまでまとめましたが、意外と中央・地方両方の情報を閲覧できる新聞は限られていることがわかります。

中でも競馬ブック・日刊競馬・勝馬あたりは競馬新聞の中でもかなりメジャーな部類なので、両方の情報が得たい方は優先してチェックしてみると良いでしょう。

【購入方法の違い】コンビニ購入できるものからネット購入できるものまで幅広く展開

続いて、購入方法の違いについてです。

よく近くのコンビニなどで競馬新聞を見かける方は多いと思いますが、昨今、電子版の競馬新聞も販売されていることをご存知でしょうか。

1つ例を挙げると、有名新聞である競馬エイトでは下記のような販売形態を行っていました。

  • ネットでの電子版購入
  • コンビニ・競馬場・WINSでの実紙購入
  • コンビニのコピー機での印刷購入

世間のイメージでは、競馬新聞といえば実紙を買ってそこに文字を書き込み、自分だけの予想をしていくというのがメジャーな使い方でしょう。

が、今はネットの普及により電子版で全て読めるようになり、古き良き手法よりも便利さを求める方も多くなってきています。

こういった多種多様な使い方ができるようになっているため、今一度改めてご自身に合った使い方を考えてみるのも良いかもしれません。

競馬新聞の見方・読み方の完全ガイド!

それでは、この記事の本題でもある競馬新聞の見方・読み方を解説していきます!

基本的に、全新聞共通して読むべき部分はこの4つ。

競馬新聞で押さえておくべき要素

  • 馬柱
  • 予想印
  • トラックマン(記者)・厩舎の見解
  • 各新聞独自の情報

それぞれ解説していきますので、ぜひ上から順にご覧ください。

馬柱を見てある程度の出走馬・レース状況を把握する

競馬新聞 馬柱

馬柱とは、俗に言う出走表のこと。

各レースに出走する馬の馬名・枠番・馬番・騎手名・血統・過去成績などが記載されており、それ1つでデータ収集を完結させることが可能です。

また、中にはこの馬柱に独自の指数などを設けて実力を数値化するなど、そこでしかみれない要素などを設けているものもあり、各新聞の色が分かれる部分でもあります。

この馬柱の中でも、特に重要な要素が下記3つ。

  • 直近レースで馬券に絡んだ割合
    (画像赤枠)
  • 騎手の乗り替わりがあるかどうか
    (画像青枠)
  • 出走クラスが変わっているかどうか
    (画像橙枠)

この3つは共通して、前走とどれくらいの差があるかを確認できる要素です。

例えば、前走勝っている騎手から乗り替わりでレースに臨む場合、前走ほどの期待はできないということになりますし、その分期待値は下がるという判断をすることができます。

このように、見るだけである程度推測ができるようになるのが馬柱の特徴。

ただ、見にくさだけは難点ですので、そこはある程度慣れるか上記の要素など限定した部分に絞って見ることで解決するようにしましょう。

予想印を見て新聞の注目馬を把握する

予想印は簡単に言うと、そのレースにおける馬の格付けを表したものです。

概要は下記の通り。

概要
◎:本命 最も勝つ可能性が高い馬
◯:対抗 2番手評価、本命◎に対抗し同等の力量
▲:単穴 評価が高いが弱点があって評価を下げた、または総合力で上位2頭に劣るが条件が合えば逆転が可能
△:連下 くれば穴、または人気があるが評価を落とす印
★:星 3着候補の穴馬

参照:競馬ブック公式ページ

格付けとしては、上から順に期待度が高いものと判断して構いません。

基本的にどの新聞もこの印によって馬の格付けをしています。

この印は全新聞共通して同じではなく、新聞によって全く違う印予想を見ることが可能です。

また、新聞によってはこの印予想だけを掲載しているものがあり、買い目を作成する際は自身で行う必要がある場合があります。

その際おすすめなのが、ワイド・馬連・3連複などで簡単にボックス買いをすること。

ボックス買いであれば点数を10点以下に押さえられ、効率的な買い目を作成できるので、ぜひ参考にしてみてください。

トラックマン・厩舎の見解を見てより細部の情報を把握する

競馬新聞 トラックマン・厩舎

解説の前に、まずはトラックマン・厩舎の概要を解説していきます。

  概要
トラックマン・記者
(画像赤枠)
その新聞のページ担当。レースのデータをまとめて予想印を作成する人。
厩舎
(画像青枠)
調教師が馬を管理する施設。

たいていの競馬新聞では、このトラックマン・厩舎による見解が書かれています。

業界に関わる、いわばプロ目線の見解ですので、馬柱では見れない生の意見を知れるというのが大きなメリットです。

また、新聞によってはトラックマンだけ・厩舎だけといったように情報が限定される場合はありますが、基本的にはいずれかの記載があります。

より深い予想をするために重要な項目なので、必ずチェックするようにしましょう。

各新聞の独自情報を見てより深い情報を取り入れる

競馬新聞 独自情報

新聞によっては、他にない独自の要素を記載している新聞もあります。

その中でも多く扱われる独自要素が『指数(能力値)』という要素です。

指数とは馬の実力を数値化してひと目で実力を判断できるもので、どの馬のどこが優れてどこが劣っているのかを簡単に判別することが可能になります。

自分が購入した競馬新聞にはどんな独自情報が記載されているのかを知ることも楽しみの1つだと思いますので、ぜひそこにも注目してチェックしてみてください!

競馬新聞はレース前日に買うべき!その理由を解説!

見方・読み方をお伝えしたところで・・・

続いては、競馬新聞を買うべきタイミングについて解説していきます!

結論、競馬新聞はレースの前日に買うべきです!!

その理由は、前日に購入してじっくり読み込むことで当日の情報とのギャップをより感じることができるからです。

競馬で勝つには、事前情報と当日の状況を混ぜ合わせて予想することが一番の近道です。

そのため、この情報のギャップをいち早く察することができるよう前日のタイミングで事前情報を把握しておくのが重要だと言えます。

特に勝負レースの前は、競馬新聞を複数見てより広い事前情報を知っておくのがおすすめです。

とはいっても、数百円の新聞でも複数購入するのは資金的に躊躇する部分があるかもしれません。

そこで次項目にて、皆さんがメインで使っている新聞と併せて無料で使えるおすすめの1紙をご紹介していきますので、ぜひ続けてご覧ください!

無料で使えるおすすめの一紙をご紹介!

今回私がおすすめするのは・・・

吉馬』というネット新聞です!!

競馬新聞 吉馬

  基本情報
名前 吉馬(中央版・地方版)
価格 無料
予想形態 印予想・指数予想
公開時間 基本的にレースの枠順確定後
平均的中率 31%前後
平均回収率 72%前後
メリット ・中央競馬・地方競馬の全レースの予想が無料で見れる
・一般料金がかかる競馬新聞と遜色ない的中率を誇る
・能力値を見て馬の実力が一目でわかる
デメリット ・印予想なので買い目を求める方には不向き
・電子のみなので人によって扱いにくいと感じる可能性もある
・実紙とは違って広告がついている

私が吉馬をおすすめする最大の理由は、無料で中央・地方の全レース予想が見れる部分です。

皆さんがメインの新聞を購入するタイミングには基本的に予想が公開されているので、両方を照らし合わせてオリジナルの予想をすることも可能になります。

また実力も申し分なく、平均的中率・回収率ともに有料新聞と遜色ないレベルに期待度が高いです。

そのため、皆さんがメインで利用しているどの競馬新聞とも相性が良く、サブとしての利用価値は非常に高いと判断しました。

ただ、デメリットに挙げられる部分はやはりあるので、そこを許容できるかどうかも重要なポイントです。

ちなみに、買い目が一切公開されない部分に関しては後述する方法であれば解決できますので、この吉馬と併せてぜひ見てみてください。

買い目を無料で受け取りたいなら予想サイトやAIがおすすめ

昨今、競馬新聞と同等かそれ以上の評価を受けているのが『予想サイト』や『AI』という競馬予想専門のジャンル。

先ほどご紹介した吉馬は中央・地方の印予想を毎日無料公開していますが、ここでご紹介する予想サイトとAIは”毎日買い目を無料公開”しています。

どちらを優先するかは皆さん次第なので、まずは直近成績が良い予想サイトとAIの成績を見て判断してみてください。

サイト 画像
※タップで検証へ
特徴 戦績
合計収支
的中率 回収率 ジャンル
1位
逆転競馬
逆転競馬 トップ画像1 直近ダントツで好成績
・無料予想で1撃83万獲得
・買い目は全て5点予想
17戦15勝2敗
+1,733,900円
88% 2139% 予想サイト
2位
大当たり競馬
大当たり競馬 トップ ・無料予想で1撃44万の実績あり
・毎日1レースは必ず無料予想を公開
・初回登録で1万円クーポンがもらえる
42戦31勝11敗
+1,563,200円
76% 292% 予想サイト
3位
KEIBA@
ケイバアット ・最大8連勝の実績を持つ
・毎日1レースは必ず無料予想を公開
・週末はメインレース予想を受け取れる
92戦56勝36敗
+1,540,100円
80% 274% AI

全200以上から集計した予想サイト・AIをランキング化してみましたが、いかがでしょうか?

最大の強みといえる部分は、圧倒的な戦績を記録している部分です。

先ほどご紹介した吉馬と比べてもその差は歴然で、1位の逆転競馬に関しては戦績こそ浅いものの、現時点で他を寄せ付けない強さを見せています。

何より、吉馬と同様にすべて無料で予想を受け取れるので、総合的に判断するとこの予想サイト・AIを優先して押さえておく方が個人的には断然おすすめです。

普段遣いのものと併せて使う、こちらをメインに切り替えるなど使い方は様々ですので、まずは一度買い目を受け取るだけでもしてみてください!

【まとめ】競馬新聞が愛される理由

競馬新聞について解説していきましたが、いかがでしたでしょうか。

長年愛される競馬新聞ですが、改めて振り返ってみると皆さまに愛される理由が良くわかりました。

昔ながらの地道な予想スタイルやその種類の多さ、実紙に書き込んでの予想など、新聞が発足された時代から根本が変わらない部分はファンにとってはかけがえのないものだと言えます。

現代では前述した予想サイトやAIなど様々な競馬予想ジャンルが増えていますが、そのどれもを差し置いて、競馬新聞を使い続けるという方も中にはいるでしょう。

それくらいまだまだ必要とされるコンテンツなので、ぜひ皆さんも本記事を通して再度初心に戻って振り返っていただけていれば幸いです。

最後までご覧いただきありがとうございました。

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